最終更新最終更新最終更新最終更新最終更新to 更新前 更新前 更新前 更新前 更新前 小平発、航空部ニュース2017年 CZECH INTERNATIONAL AIR FEST 2017
 一本釣りがリスキーだって事は分かっているんですが、いざそのリスクに直面すると想像以上にショックは大きいものですね。今回は、そんなサッド・ストーリーです。よろしければ最後までお付き合い下さい。「飛行機の写真だけでいいんだ」って方には、タイトル画像右の入口は飛行機関係だけで構成されています。それから、「撮った写真全部見せろ!!」という欲張りな人向けのランダム表示も健在です。毎度の事ですが興味がある方と暇な方は頑張って更新ボタンを押してください。それでは、お楽しみください。
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HradecKralove@Czech
CIAF
 またしても、チェコ...? Next 
czech_map  今回の旅は、昨年、ウクライナのSu-27をピンポイントのターゲットとして行ったCIAFへ再び訪れたという話です。
 基本的にリピートはしない性格なので、2年連続で行くというのは異例の事です。その経緯からお話ししましょう。

 2017年の個人的な年間スケジュールは、北朝鮮のエアショーへ行く事を軸に考えていました。ところが、皆さんもご存知の通り、とても行ける情勢ではなくなってしまった事から、計画を一から考え直す事になってしまいます。しかし、軸ですからね、そこがブレるとなかなか軌道修正ができません。
 そんな中でも、ゴールデンウィークにはギリシャ/ロシアで十分な成果を出していましたので、後は気楽に行こうかな?という気になっていたのは正直な所です。それじゃ、何が撮りたいのかって考えると、一番気になっていたのはカナダのCF-18のデモチーム。赤ベースにでっかいカエデを背中に描いた塗装は秀逸でしたからね。撮れ高などを気にせず、現地へのアクセスの良いグランドジャンクションに決めたのは8月8日の夜の事でした。これで今年は終わりだと...その時はそう思っていました。
 その思い覆したのは、翌日の通勤電車の中でした。いつもの様にTwitterで世界情勢を確認していると...「CIAFにウクライナのSu-24が参加」。しかも「ダイナミック」の文字。...な、な、な、何!!すかさずCIAFのサイトへ行くと、確かにSu-24の参加をデカデカと謳っています。ウクライナのSu-24と言えば、ウクライナ東部でロシアにバタバタ落とされている機体です。いつ無くなってもおかしくない、いわばスポッター指定絶滅危惧種。これは撮りに行くしかないでしょう。
 その日の通勤は世界情勢なんてそっちのけで、航空券とホテルの検討に追われました。それで、昼休みにはホテルと飛行機を予約。帰宅して嫁さんに行く事を事後報告。事後報告は初めてですね。それから深夜にかけてはプラハから現地までのバスの予約。しかし、出発まで一ヶ月を切っていると乗り継ぎに余裕のあるバスは選べません。乗りっぱぐれたら元も子もないので、保険として目的地に一番近い街へのチケットも購入。そこからならタクシーでも移動できます。1日で全ての手配をしたのは初めてです。しかも、24時間以内に2つの目的地の航空券を購入したのも、もちろん初めての事でした。
 Su-24の発表が1日早かったら、グランドジャンクションへは行く事もなく、カナダのCF-18は撮っていなかったでしょうね。

 そして、行くと決めたからには何か新しいニュースは無いかと、毎日の様にCIAFのサイトを見るようにしていました。英語版よりもチェコ語版の方が更新が早いので、チェックは読めないながらもチェコ語版の方で行っています。出発の前日、新しいニュースが1件入っていました。「...24...」と、読めないチェコ語でも数字だけは目に入ってきます。経験上、この時点で嫌な予感はしていました。私のニュースの認識は、今まで目した事の無い文字列があると良いニュース。今まで目にしていた文字列が再び現れると悪いニュース。皆さんもそうですよね。そして、今回は後者の悪いニュースの予感です。
 翻訳機にかけてみると、「テクニカルな理由につきSu-24はキャンセル」...「なんですと!!!」。申し訳ありませんがもう一度言わせて頂きます...「なんだと!!!」。何度読み返しても、翻訳が間違っているかも知れないと、単語毎に翻訳してみても、「テクニカルな理由につきSu-24はキャンセル」としか読めません。あぁ、悪い予感はしていましたが、実際に予感が当たると大ショックです。やはり同じ所へリピートすると外すというジンクスは生きているようです。

 2017.08.31(Thu):旅立ち Top / Befor / Next 
 翌日、昨年と1日違いの日付で、昨年と同じ時間の同じエアラインで、昨年とほぼ同じタイムテーブルの同じエアショーへ出発です。あぁ、何をしているんだ俺は。年にわずかな回数しか行けない海外エアショーに昨年と同じエアショーを選んでしまうとは...。まぁ、ぼやいても仕方が無いのでポジティブに行きましょう。
 Su-24の件は置いておくとして、今回の真新しい出し物としては、ウクライナのIl-76になります。昨年はAn-26でしたが今年はIl-76ってデッカイ奴で来るそうです。ウクライナのIl-76は撮った事が無いので楽しみですね。前向きに前向きに。

 深夜に羽田を離陸した飛行機は早朝のドバイ空港に着陸。そして定番の沖留め。バスを乗り間違えたと思うくらい長い時間をシャトルバスに揺られてターミナルへ連行。そしてトランジット。プラハまでの機体はA380です。今回はたまたま左側の席を選んでいたのでパーム・アイランドを撮る事が出来ました。
 プラハに到着。今回はバスの乗り継ぎがタイトなのでモタモタしていられません。しかし、使うバスもメトロも昨年経験済みなので迷う事無く長距離バスのターミナルに到着しました。ここまで来れば安心です、開催地のフラデツ・クラーロヴェーまで連れて行ってもらえます。
 バスに乗り込むとwifiが使えるようになったので、まずはCIAFのサイトをチェック。しかし、残念ながら期待も虚しく「やっぱりSu-24が来ます」なんて更新は無し。「♪期待はずれのあたしを攻めた~」ってな感じで椎名林檎の歌詞を口ずさみながらTwitterで世界情勢をチェックし始めると、なになに、誰かフラデツ・クラーロヴェーに向かってる...って書き込みを発見...ハンドルネームを確認すると...友人じゃないか。引っかかったのは私だけではなかったのか。これは現地で被害者の会を開催できますね。被害者が自分だけじゃなくて孤独感からは解放されました。我ながら我がままだとは思いますが、独り勝ちは好きですが独り負けは嫌いですから。
 それで、「来ちゃったの?」ってレスを返すと、もうすぐ現着との答え。それって、同じバス?車でもない限り、ここへの移動手段はこのバスしかありませんからね。まさか、同じバスからTwitterで会話する事になるとは思いませんでした。バスを降り、SNSを通さずに改めてご挨拶。ここからはリアルな会話になります。今回の被害者の会のメンバーはハンドルネーム「daikusan」。こちらは数日前からチェコに入り、現地でSu-24のキャンセルを知らされた重症の患者さんです。

 よくよく話してみると、ホテルも同じでした。でも、この町ではホテルの選択肢は少ないんですけどね。昨年のホテルはbooking.comには載っていませんでした。ヨーロッパでは民泊の規制が厳しくなったそうで、それが原因かもしれません。トラブルが起きた場合には、その宿泊施設を紹介したサイトにも責任が生じるそうで、大手のサイトは手を打ったのかも知れませんね。まぁ、あのクオリティーですから外されても仕方がないでしょう。詳しくは2016年版をご覧ください。

 ホテルに到着しました。ちゃんとロビーがあってクレジットカードが使える文化的なホテルです。エアショーの参加者も同じホテルらしく、フライトスーツを着たままのグループを多数見かけました。
 部屋に入ってくつろぐ間もなくdaikusanと再集合して食事に出かけました。行先は、昨年と同じ「バルカン」。なにしろ、ここのグラーシュは最高でしたからね。daikusanとは行動するのが初めてなので喜んでもらえるか不安でしたが、すっかり喜んでもらえて安心しました。

 さて、来ちまった以上は、チェコを楽しみますよ~。

 2016.09.01(Fri):CZECH INTERNATIONAL AIR FEST 2017 Top / Befor / Next 
 
 
 明けて初日、今日はエアショーの前日。アライバルとプラクティスの日です。我々の悲しい想いが天に通じてしまったのか?空からは大粒の涙雨。傷口に塩を塗るような仕打ちです。私はサンタ・エスメラルダ世代なのでディスコチックな「悲しき願い」が頭に流れながら朝食に向かいました。
 今年はちゃんとしたホテルに宿泊したので朝食も付いています。それで朝食ですが、これまでで最高ではないでしょうか。パンやチーズやハムの種類が多く、スクランブルエッグも柔らかい。フルーツにかけるヨーグルトもプレーンが用意されているし、スープも美味しい。主観ですが、私の中ではベストな朝食でした。レストランのバルカンといい、この辺は料理にこだわりがあるのかも知れませんね。

 さて、朝食を食べにチェコまで来た訳ではないので、とりあえず、雨の中を現地に向けて出発です。バスのルートは同行する友人のdaikusanが調べておいてくれました。頼もしいですね。なので、今年は楽に現着する事が出来ました。
 基地に入り、公開地区に付いた辺りで雨は本降りとなります。明日のために準備している出店のテントで雨宿りをしながら到着機を待ちました。ヨーロピアンも数人が来ています。でも、去年よりはだいぶ少ないですね。Su-24のキャンセルに加え悪天候の予報で行くのを取り止めた人が多いのでしょう。

 雨の中でカメラを組んで用意するのは気が引けたので、手ぶらで様子を見ていると、どこからともなくヨーロピアンが集まり始めました。彼らはラジオを持っているので、何か入ったのだろうとアプローチ方向を見てみると...おゎおっ!!...ウクライナのIl-76だ!!...って気が付いた時には既に遅し、レンズを組んでいなかったので、あんぐりと見送る羽目になってしまいました。アプローチして来たのはIl-76とその両翼をガードする2機のSu-27。昨年同様にベタ低のローアプローチからのSu-27はコンバットブレイク。かっこいい~。
 ブレイクした3機は順次着陸し、Il-76のみ会場までタキシングしてきました。なにせ狭い会場なので、我々の横を通る時には翼が頭の上を通過していました。目の前を通り過ぎると、会場中央のエプロン地区に駐機し、カーゴドアを開けて作業を始めます。こっちとしては、こんなデカい輸送機で何を持って来たんだって?興味津々です。それで出てきたのは巨大なトーイングバーが1本。これ1本の為にこんなデカい輸送機が必要なのか?って感じですが、おかげでIl-76が撮れたので文句はありません。

 その後、パッタリとアライバルの足が止まりました。時折、軽飛行機がパラパラと到着するのみ。ファイター系は皆無です。スポッターもまばらになり、会場に居るのは明日の設営をしている業者のみ。エアショースタッフの姿がまったく見当たらないので参加機の到着状況を聞きたくても聞けない。しばらくは、昨年の水無しの兵糧攻めから一転しての雨による水攻めをしのいでいましたが、我慢も限界になり、撤収する事にしました。結局、今日の収穫はウクライナの3機だけ。まぁ、来なかった参加機のみ来てウクライナが来ないって逆パターンよりはマシなので良しとしますか。ポジティブだなぁ~。

 ホテルに戻り、daikusanとバルカンで反省会を行いました。まぁ、反省しようもないのですが、ビール飲みながらボヤかないとやってらんないと言うのが正直な所です。
 それにしても、ここにこのレストランがあったのは我々にとっては救いでした。

 2016.09.02(Sat):CZECH INTERNATIONAL AIR FEST 2017 Top / Befor / Next 
 「♪決戦の土曜日~」って感じで起床。今日がエアショー本番です。daikusanは明日の日曜日も参加するそうなのですが、私は今日だけです。今日結果が出せないと、また、頭の中でサンタ・エスメラルダが歌いだしてしまいます。「♪そんなおいらが悪いのさ~」って、それは尾藤イサオか...。

 今日も美味しい朝食をいただこうと、ホテルのレストランへ降りて行くと...なんだこの人だかりは...。レストランは軍服を着た兵隊達で埋め尽くされています。しかも同じ迷彩柄です。腕のパッチを見るとウクライナ空軍の紋章。って事は、この人達は全員ウクライナからのお客さんか?!?!3桁人数ってのは大袈裟かも知れませんが、少なくとも50人は居たと思います。昨年、このホテルの朝食がうまいって事が参加したメンバーから伝わったのですかね、美味いタダ飯食えるってんで大挙して押しかけたのでしょう。なるほど、昨年のAn-26からIl-76なんて大型機に切り替えて来た理由がよく分かりました。
 ビュッフェ形式なので、料理を取る為に皿を持ちながらウクライナ人に囲まれた状態で並びました。暇だったので近くに居たウクライナ人に「なんでSu-24を持って来なかったんだよ」なんて、英語で語り掛けると、当然の事ながら全く通じず、双方で苦笑いをしたのですが、数分後に、「こちらがコマンダーです。彼は英語が話せるので質問にお答えします」なんて、コマンダーを連れて来られちゃったから、さぁ~大変。「ウクライナの飛行機を撮りに日本から来たんだ~!」なんて話題を切り替え、事無きを得ました。そのコマンダーですが、一緒に写真を撮ってくれたり気さくな人でしたね。

 食事を終え、今日もdaikusanと一緒に出発です。今日は雨は降っていないまでも空はグレーの曇り空。まぁ、昨日よりは見込みがありますか...。

 会場に到着しました。まずは、お買い物。狙いは一点、ウクライナです。昨年は午前中が会場の外に居たので、会場入りしたのは夕方になってしまい、その時点で残っていたグッズはロクな物がありませんでした。今年は早朝なのでどうかな...な、なんか、高いな、味をしめて値段上げたな!しかも、クオリティーは最低。さらには、パッチ単品で値段を聞くとセット売りを強要してくるし、まぁ~エグイのなんの。ただ、Il-76のパッチはセンスが良かったので数枚買ってしまいました。
 そうこうしている間に、天気が回復してきました。撮り位置は人に依存したくないのでdaikusanとは別れます。daikusanもそういう価値観は一緒なようで暗黙の同意をしてくれました。私はプレス席が用意されている転がりのポイントを試してみたのですが既に最前列は満席状態。外国人はデカいので、ここに留まってもダメと判断して移動しました。
 昨年、外で撮っていて気になる場所がありました。それは旧弾薬庫の盛り土の上。現役の基地であれば登らせてもらえないでしょうが、ここは使用していない基地なので弾薬庫の上も登らせてもらえます。会場からはかなり下がってしまいますが、結構な高さなので人だかりを越えてタキシングまで撮れてしまいます。それに、狭い基地なので下がったからと言 って支障はありません。その盛り土の方へ行ってみると...おやおや、daikudan。さすが鼻が良いですね、1年目でそこに目を付けるとは。弾薬庫は2つあり、daikusanは会場寄りの方、私はエンド寄りの方を選択しました。エンド寄りの方はショーセンターからは外れますが、転がりの正面系や、演技中の突込みが撮れるので。
 先ほど、プレスエリアで今日のスケジュールを持っているスポッターが居ました。それを見せていただくと、Su-27は2飛びするようです。昨年は1飛びでしたが、Su-24の穴埋めですかね?こちらとしては、今日1日の一発勝負なので助かります。それから、チェコのMi-24のデモがスペシャル塗装の通称「エイリアン・ハインド」だったのは良いニュースでした。昨年、この機体は置物だったので動いている姿は撮れず、今年はリベンジできそうです。

 さて、デモフライトです。エイリアン・ハインドのデモの時間は若干雲が出てしまいましたが、ただ、黒っぽい機体なので変にトップライトで影が出るよりは良かったかも知れません。それに、視線の奥が黒い雲に覆われ、背景が黒く沈み込んでくれたので、凄みのある塗装がより強調された感じで撮れました。それにしても、ヘリにスモーク装置を付けてデモるのって誰が始めたんですかね?ホバリング中にスモークはかれたら機体が見えなくなって迷惑千万です。やめて欲しいんだけどなぁ~。

 お次は本命のSu-27、昨年撮っているとはいえ、課題は結構残ってました。まずは離陸。昨年は引き起こしのバックショットは良く撮れたのですが、ランウェイに近付き過ぎていたので低い離陸に背景を絡める事ができませんでした。なので今年は下がった位置から、そして高い位置から狙います。

 光も順光側に回った13時、初回のフライトが始まりました。おやおや、さすがに天もSu-24にキャンセルされた我々を憐れんでか、この時間から後光が差すように晴れてきました。いよいよ離陸。おぉ、昨年同様に離陸後は低い姿勢を維持したまま突っ込んできます。おこすなよ~おこすなよ~と言う祈りが通じ、足を上げ切った所で、想定していたイメージ通りに背景が映り込みました。
 そして、Su-27にはもう1つの狙いがありました。昨年のパターンだと演技の終了間際にT&Gからダーティー状態でロールをかますのですが、それが会場正面で背中を撮れる唯一のチャンスでした。昨年は確実に抑えたいが為に画質を犠牲にしてズームレンズに1.4テレコンで守りに入ってしまいましたが、今年は攻めます。
 目検討ではありますが、ランウェイ上のSu-27をこの盛り土の上からAPS-CのEos7DMk2に500mmで撮ると大きすぎます。攻めるとは言ってもそこまで冒険はできないので、ちょっとユル目でもフルサイズ+500を選択する事にしました。そうすると、500mmにEos6Dという選択肢になるのですが、カッシャカッシャカッシャというスロードライブのEos6Dでバックり背中が撮れるかって問題が残ります。でも、幸いな事にSu-27はF-16なんかに比べて速度が遅いし、銀塩時代はEos5のドライブスピードで撮ってた訳だから、初心に帰れば撮れるでしょう。
 目的のロールは演技の後半。T&Gが合図になるので分かり易い事になります。まずはダーティー状態になりますからね。それまでは高い演技が続くのでEos7DMk2に500mmで撮影しました。しかし、今年は演技の内容が違っていました。演目の中盤にロールが入り、しかも上空からの突込み後に行うので、スピードが乗った状態でのロールになります。見ている分には迫力があって良いのですが、撮る方は大変です。撮り位置の選択は正解だったようで、ロールは目の前で背中バックりです。ただ、ロールを行うタイミングが中盤に移動していたのでカメラの切り替えが間に合わず、APS-Cのままでの撮影だと、予想通りフレームにピッチピチで、鼻切れケツ切れ画像を大量に出してしまいました。やはりフルサイズじゃないとリスキーですね。

 
 その反省を踏まえて、2回目のフライトに臨みます。狙いのロールが演技の中盤なので、離陸後はフルサイズのEos6Dに切り替えます。高度の高い演技は全て捨てになりますが、ロールを逃すくらいならやむを得ません。そして、その瞬間が来ました。右からの突込みで左回転、つまり、会場からは45度回転した所でシャッターを切る事になります。なにしろ、フレーム内の被写体消失時間の長いEos6Dですから、うっかりロール開始からシャッターを押し始めると鼻切れ尻切れを出してしまうので、ギリギリまで待ちます。また、動態測距もアテにならないので半押し連打。30度くらい傾いた所でカシャ、そのまま押しっぱなしでカシャンカシャンカシャンって撮影した結果、3枚くらいがバッチリ決まりました。一本釣りで一発狙い。たまりませんねぇ~ 。

 Su-27のデモが終わると、再び空が曇りだしました。撮るもの撮ったし、「バスが混む前に撤収して一杯やろう」ってdaikusanと意見が一致し、我々は早々に会場を後にしました。おかげでバスは良い感じの空き具合。乗る前に最初に来たバスの料金ボックスが調子悪くて、「あっちが先だ」って後のバスを指定されて民族移動後。そしたら、こっちも調子悪いって待ってる間に先に来ていたバスの方が直って「やっぱり、こっちが先だ~」なんて、東欧クオリティーのすったもんだはありましたが、明るい時間にホテルまで戻る事が出来ました。

 夕食は3日連続のバルカン。飽きないかって?って聞かれそうですが、メニューが豊富だから毎日ちがう料理を頼んでいるので3日くらいでは飽きません。さて、今日はdaikudanがご機嫌ならしく、おごってくれるそうです。お世話になったのはお互い様なので割り勘にしましょうとは言ったのですが、どうしても御馳走してくれるそうです。そうとう満足されたのでしょうね~。なので、お言葉に甘えてご馳走になりました。

 何はともあれ、Su-24のキャンセルはありましたが、Su-27の時間は2回とも晴れたし、不満を言ったらバチが当たりそうです。メインが外れた事からガツガツした思いが吹き飛び、エアショーを楽しむ事に切り替えられたのが成功の要因だったかも知れません。まぁ、とにかく楽しく過ごせたdaikusanとバルカンには感謝ですね。

 2017.09.03(Sun):帰国 Top / Befor 
 
 エアショーは土日の2日間ありますが、私は早朝のバスで帰国になります。Su-24にキャンセルされながらも、残りのラインナップの撮影では十分な成果を出せたので心残りはありません。今日も撮影に向かうdaikusanに別れの挨拶をし、ホテルを後に帰国の途に就きました。

 プラハへのバスの車窓から外をボンヤリ見ていると、窓ガラスに水滴があたり始めました。バスはワイパーを動かし始めます。あらら、昨日はドン曇りからエアショーが始まる時間には晴れ間が出てきたのですが、今日はドン曇りから下り坂ですか。残してきたdaikusanの悲鳴が聞こえたような気がします。きっとdaikusanの頭の中ではサンタ・エスメラルダが歌っている事でしょう。

 さて、撮るもの撮って落ち着いてい来ると、悶々とした1つの問題が沸き上がってきました。Su-24です。仮に、来年、もう1度おなじ状況が訪れた場合にどうするか...。つまり、Su-24がCIAF2018に参加するとアナウンスされた場合です。「どうせまた来ないだろう」って思って行かずに来てしまうショックと、もう一度騙されるショックとどちらを選ぶかです。あぁ~いかんいかん、また悪い方に想像してしまってますね。ポジティブに考えないと...。

 今回も最後までお付き合いありがとうございました。それでは、何処かの空の下で...

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