最終更新最終更新最終更新最終更新最終更新to 更新前 更新前 更新前 更新前 更新前 小平発、航空部ニュース2019年 Iniochos military exercise
 実はこの軍事演習、目を付けていたのは2年前なんです。ギリシャって国は情報量が少ないんで割と苦労するのですが、なんとかメジャーになる前に制覇できました。今回の目玉は、なんと言ってもイスラエルですよね。子供の頃から憧れていた砂漠迷彩をようやく目の前で見る事ができました。よろしければ最後までお付き合い下さい。「飛行機の写真だけでいいんだ」って方には、タイトル画像右の入口は飛行機関係だけで構成されています。それから、「撮った写真全部見せろ!!」という欲張りな人向けのランダム表示も健在です。毎度の事ですが興味がある方と暇な方は頑張って更新ボタンを押してください。それでは、お楽しみください。
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Leeuwarden@Netherlands
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 届けよ~2年越しの想い... Next 
Greece_Andravida_300 「INIOCHOS」という演習がギリシャで行われている事は2年前から知っていました。2015年頃から規模が大きくなった比較的に新しい演習なので、ヨーロッパのスポッター達ですらノーマークだったらしく、スクランブルなどのメジャーサイトでも日程が載っていないほどでした。それじゃ、何で知ったかというと、ギリシャに数回通っていると現地で会ったギリシャの友人ができるものです。それらの友人とSNSで友達になっていると、おのずと芋づる式にギリシャ人の友人が増えていきます。その中の友人が「INIOCHOS」の様子をSNSで紹介していたからです。
 それで、その演習の何にそそられたかと言うと、イ、イ、イスラエルが参加している...しかも、転がりがバッチリ撮れてる。イスラエルの参加する演習と言えばレッドフラグが代表的ですが、イスラエルが参加する時はメディアに規制がかかるなんて話を聞いた事があます。やっぱ、撮るのは大変なんだなぁ~と思っていたのですが、それが、人目をはばかる事なく堂々とタキシングする画像をドカンと見せられたら~、そりゃ、撮りに行かなきゃならんでしょ。
 私はエリア88世代なので、隔週で発売されるビックコミックに連載されるそれを楽しみにしていました。そして、文庫本が書店に並ぶと初版で買っていたものです。あの銀色のブックカバーは私にとって神でした。そのエリア88に登場するの航空機の砂漠迷彩は、私の解釈ではイスラエルの機体をモチーフにしていたと思っています。その影響だと思いますが、子供の頃からイスラエル独特の砂漠迷彩の機体が大好きで、模型を作るにもターゲットはイスラエル。大戦略で遊ぶにもイスラエル。さらには、イスラエルの資料は国内では皆無なので、洋書に手を出すしかなく、なけなしの小遣いで洋書の資料を購入していたほどの入れ込みようです。それが間近で見られるとは。

 まずは、遡って昨年の「INIOCHOS 2018」の話から。ギリシャの友人に「INIOCHOS」へ行きたい旨を連絡しておくと、2018年の参加はアメリカとイタリアだけだとの連絡が来ました。それじゃぁ話になりません。それで行くのを見合わせたのですが、そしたらなんと、実際にはイスラエルは参加しているし、それに加えて新規にUAEも参加しているじゃ~ないですか。おいおい、事前情報はアテにならないぞ。来年は参加機の情報に左右されず、日程が決まれば無条件に行く事を決意しました。まぁ、外来機がコケても開催地のアンドロヴィダはギリシャで唯一のF-4部隊のホームベースです。最低限、F-4は撮れるでしょう。2部隊あったF-4部隊は2017年に1部隊が解隊され、現在は残りの1部隊だけで運用しています。F-16V導入の話も出ていますから、いつまで撮れるか分かりませんからね。
 そして今年、ギリシャの友人には「2019年は絶対行くから」と連絡しておいたので年明け早々に情報が入ってきました。クロアチアのMiG-21とポーランドのMiG-29が来る...なんて、相変わらずの怪情報(実際は来なかった)ですが、日程だけは複数人から連絡を頂いたので正確でしょう。そこで、こちらも早々に手配を始めました。なにしろ、ギリシャの基地に入るには、いろいろと手順が必要になりますので。
 ただ、経路が問題です。一昨年のラリッサは、ギリシャ人の友人のジョージにサポートしてもらったので楽に行けましたが、今年はジョージが仕事の関係で行けないので、自力で何とかしなければなりません。それに加えて、調べ始めてから分かったのですが、アテネから北上する方向は観光地が多いので情報も多いのですが、南下する方向には観光地が少なく、情報が非常に少ないのです。
 アンドロヴィダは、アテネの中心地から300Km程の距離があり、公共の交通手段はGoogle-mapでも見つかりませんでした。苦労してようやく鉄道とバスの情報を見つけたのですが、それでも、行先は途中のパトラ止まり。そこからの情報がどうしても見つかりません。なので、ギリシャ到着後は長距離バスでパトラまで移動して一泊し、当日、パトラから基地までタクシーで移動する計画を立てました。パトラから基地までは60kmくらいなので1万円もあれば足りるでしょう。パトラで一泊せずに到着日にアンドロヴィダまで移動しても良かったのですが、そうすると流しのタクシーを拾う事になり、長距離だとちょっと怖いですからね。
netherlands_201904_300
 さて、旅行全体の日程ですが、昨年、2018年のINIOCHOSのメディアデーは水曜日に設定されました。そうすると、移動日を含め1週間は必要になります。ジョージからも長いホリデーが必要になるぞって脅かされていました。なので、仕事場では前もって「3月か4月に1週間は休みを取るぞ!」って宣言していました。それで、今年、2019年の日程は、やはり、メディアデーが水曜日。そして、今年はスポッターズデーが木曜日と金曜日に用意されています。水木で基地に入ったとすると、前後の火曜日と金曜日は移動日になるとして、やはり1週間必要ですね。
 ん?月曜日がポツンと空いているな...何か良い物件は無いか...ん、オランダで「Frisian Flag」をやっている。行けるかな...おぉ、月曜日の深夜にスキポールからアテネに移動できる飛行機があるぞ...。つまり、月曜日にレーワルデンで「Frisian Flag」を撮って、そのままスキポールからアテネに移動すれば、火曜日中にはパトラに着ける訳です。それで、オランダの友人に「行きたいんだけど」って連絡を入れると、「俺も行く予定だ」ってトントン拍子に話が進み、オランダからギリシャへの4泊8日の強行スケジュールが成立しました。果たして成功するのでしょうか?

 2019.03.30(Sat):旅立ち Top / Befor / Next 
 今回選択したのはカタール航空。土曜日深夜22:20の成田発、スキポールには13:45に到着します。ドーハでのトランジットは3時間程度なので、非常にスムーズですね。ドーハまでの機材はB777-300ER。相変わらずキャパを読み間違ってますえ~機内はガラガラで、3人掛けを独り占めできました。

 ドーハ着。ドーハの空港のFree-Wifiは最低です。接続ポイントが限られていて、特定の場所じゃないと繋がらないし、そこに人が集まってくると遅くて使い物にならなくなります。それでも、1時間以上前からゲートオープンしている所は感心したのですが、オペレーションが酷くて、結局は並んだ列のまま機体に案内される時間となりました。
 いくら空港を大きくしても、このインフラとオペレーションでは固定客ができず、ハブ空港にはなれませんね。4年前よりCAさんの質は上がった様に感じますが、頼んだ事は忘れずに実行してくれるって...まぁ、当たり前の事なんですけどね。

 2019.03.31(Sun):スキポール(Schiphol)→ノールトウェイケルハウト(Noordwijkerhout) Top / Befor / Next 
 スキポールに到着。まずは、プリペイドのSIMカードを購入します。事前に調べておいた「LEBARA」というメーカーの物にしました。オランダではメジャーな会社で値段もそこそこだそうです。ただ、ギリシャで使えるかどうかが不安でした。ネットの記述では使えそうな事が書いてあったので、まぁ、それを信じて購入する事に。

 SIMカードを購入後、空港の外に出ると、約束通りオランダの友人のマーチンが迎えに来てくれていました。夜勤明けだというのに時間通りに来てくれて有難いです。今日は彼の家に泊めてもらいます。それで彼の家へ車で向かう途中、彼は私がスキポールでスポッティングをしたいと言っていた事を覚えていてくれて、撮影ポイントへ寄ってくれました。
 撮影ポイントは滑走路脇の土手になるのですが、運河で隔てられただけで柵もなく絶好のポイントです。1時間程度の撮影でしたが、トラフィックが多いので結構な量が撮れました。ヨルダンのA320は嬉しかったですね。日本ではまず撮れないでしょうから。

 マーチンの家はノールトウェイケルハウトとう街にあります。花畑の真ん中にポツンと建つ一軒家で、何度か泊めてもらった事はあるのですが、花が咲いている季節に来たのは初めてでした。彼の家に到着したのは夕方でしたが、オランダの陽は長く、夕陽に照らされるチューリップ畑を散歩する事ができました。これから始まる移動と撮影の慌ただしい旅程を前に、ちょっとしたオアシスのような時間でした。

 マーチンとは長い付き合いになります。2002年に彼が日本に来た時に知り合い、それからは彼が日本に来た時は家に招き、私がヨーロッパに出る時は彼の家に泊めてもらい、ハンガリーやフランスには一緒に旅した事もあります。会うと四方山話が尽きないのですが、行きつく所は「今年はどこ行く」なんですけどね。

 しばらくすると、もう1人の友人のアーリアンがやって来ました。彼は2002年にマーチンと日本に来ていた友人で、マーチン同様に親しくしています。マーチンは今夜も夜勤があるので少し休むというので、アーリアンが夕食に付き合ってくれました。
 今夜のレストランはピザの専門店だそうです。正直な所、なんだ、ピザかって思ったのですが、実際に出てきたピザは、クレープ生地の面白いピザでした。アーリアンはドライバーなのでアルコールは飲みませんでしたが、私は遠慮なくビールを頂きました。オランダのビールはハイネケンに代表される、オランダ人曰くノーテースト・ビールしか無いだろうと期待していなかったのですが、期間限定ビール「スプリング・ゴート(春の羊)」というのがあり、それを試してみると、ベルギービール並みに美味しかったので得した気分になりました。ただ、アーリアン曰く、季節が変わって別の期間限定ビールが出てくるけど、名前が違うだけで味は同じとの事、一言余計なんですよね。

 食事を終え、マーチンの家で明日の予定を打合せし、アーリアンは帰宅、マーチンは出勤、そして私はマーチンの家で2日ぶりの布団での睡眠。明日は晴れ予報です。楽しみですね。

 2019.04.01(Mon):レーワルデン(Leeuwarden) Top / Befor / Next 
 明けて金曜日、マーチンは5時に夜勤を終えて帰ってきました。そして、その時間に合わせてアーリアンが登場。今日はこの3人で撮影に向かいます。アーリアンが運転でマーチンは夜勤明けなので助手席で睡眠。私は置物のように後部座席に座っているだけで目的地に着いてしまいました。有難いですね~。楽させてもらって申し訳ないです。
 出発した時、辺りはまだ暗かったのですが、アフスリュイド大堤防(Afsluitdijk)を越える辺りでは陽が昇り、それと同時に放射冷却で冷え込みも厳しくなり、現地に着いた時には霜が降りていました。寒い事は予想していましたが、これほどまでとは思いもよりませんでしたね。でも、寒いなんて言っていられません。これから本番です。

 到着した8時では最も撮りやすい丘の上のポイントは満員状態でした。これは織り込み済みで、私はマーチンの家に置き脚立をしておりフェンスの問題はないのでフェンス際のポイントを確保、とりあえず、マーチンが用意してくれた水筒の暖かいコーヒーで演習スタートを待ちました。
 やがて、基地内からエンジン音が...。

 スポッターエリアは05エンドの南側、今日の風だと離陸は05なので、離陸前に滑走路に転がる姿とミッション終了後の着陸シーンが撮影対象です。エプロンは滑走路を挟んで南北の両方にあります。最初は北側のエプロン地区からスイスのF/A-18が転がってきました。タイガーミートの塗装機も居ます。この立ち位置だと滑走路を挟んでいるので陽炎でメラメラかと思いましたが、早朝で地面との温度差が少ないせいか、陽炎の影響なく撮影できました。
 その後、南側のエプロンからもドイツのユーロファイターやらポーランドのF-16が出てきました。手前のタキシーウェイを通っているはずなのですが、このほんの僅かな時間差で陽炎の影響が出てしまい、こちらはダメ。ミッション終了後のランディングを待つ事にしました。
 ただ、待つと言っても、ミッションに参加している機体の数が多く、全ての機体が上がり切る頃には最初の機体が返って来てしまいました。

 参加しているのは、ドイツ、フランス、スイス、ポーランド、アメリカ、それに地元のオランダ。それぞれ、4~6機がフライトして、オランダはその倍と考えても30機以上が一気に目の前を通過していきます。1機ずつなら興奮するのですが、こうまとまって来ると...こう言っちゃなんですが...飽きてきますね。

 午前の部が終了しました。2時間ほどのインターバルがあります。エアショーでは順番にフライトを行うのですが、演習ミッションでは一斉に上がって一斉に降り、次のミッションまではインターバルが付き物です。昼の時間帯なので気温も上がり、車に戻って暖を取るほどでは無かったのでフェンス際をブラついていると、一ヵ所、人が群がっているエリアがありました。何をしているのかと覗いてみると...基地内からフェンス越しにスポッターへパッチを販売しているではないですか。日本では考えられませんね。ポーランドかアメリカの部隊が売りに来ていれば買おうかと思ったのですが、地元のオランダだけだったので止めておきました。商魂たくましいな...。

 午後のフライトが始まりました。この時間は陽炎が酷くてタキシングは撮る気になりません。上りは見ているだけで、降りの撮影に専念する事にしました。ただ、この基地は午後になると逆光にはならないにしても光の当たり具合が悪くなります。午前中に十分撮れたので、午後のミッションは気楽に撮りました。

 すべての機体が降りたのは16時過ぎ、まだ明るい時間で帰路につきます。途中のレストランで食事をする事にしました。私はメニューを見てもよく分からないので「シュニッツェル」。それなら、どこのレストランでもあるでしょう。友人2人は、私が入り込めないくらいの勢いでメニューを見ながら母国語のオランダ語を使って相談し始めたので、私はトイレに行きました。それで戻って「何にしたの?」って聞くと、2人とも「シュニッツェル」。なんだよ、悩んだ挙句が全員「シュニッツェル」かよって笑うと、「シンプル」って返されました。まぁ、そうだけど...。

 ギリシャに向かう飛行機は、スキポール発1:50です。食後はスキポールに送ってもらう予定でしたが、ノンビリ移動してもかなりの時間を持て余してしまいます。それを察した友人2人は、気を利かして一旦マーチンの家に戻り、今日の成果を語り合う時間として付き合ってくれました。つくづく、有難いですね。

 2019.04.02(Tue):スキポール(Schiphol)→アテネ(Athens) Top / Befor / Next 
 アテネへの移動に使ったのはペガサスエア。火曜日中にパトラまで移動する為には深夜に移動する必要があり、このペガサスエアしか選択肢がありませんでした。ただ、不安要素が1つ、ペガサスエアはトルコのLCCです。当然の事ながらイスタンブールでトランジットをするのですが、その時間が1時間15分しかありません。普通の乗り継ぎなら問題ない時間ですが、シェンゲン外のイスタンブールを経由するので乗り換えではセキュリティーを通過する必要があるはずです。アタテュルク空港を使用した事があるのですが、あそこのイミグレは酷かったからなぁ~。
 救いなのは今回はアタテュルク空港ではなく、ペガサスエアの本拠地となるサビハ・ギョクチェン空港という小さな空港なので、利用客が少なければアタテュルク程の混雑はない事を期待します。

 サビハ・ギョクチェン空港に到着。案の定、10分ほどのディレイ。まぁ、ここまでは許容範囲なので、トランジットの矢印に従って進むと...なんだこれは、アタテュルク以上の大混雑です。この列に入ってはボーディングの時間に間に合わないので係員へチケットを見せて先に入れてくれと頼み込んでも...ダメ。3人くらいに声をかけたのですが聞く耳を持ってくれません。時間ばかりが過ぎていくので仕方なく列に並び、セキュリティーを通過しました。ボーディング開始の時間はとっくに過ぎて、出発ギリギリの時間にゲートに到着すると...まだボーディングは始まっていませんでした。なんと、まぁ、ノンビリした人達なんでしょ。急いで損しました。

 2019.04.02(Tue):パトラ(Patras) Top / Befor / Next 
 アテネに到着しました。ここまで来れば一安心です。不安要素だったSIMカード「LEBARA」ですが、案の定、到着したら圏外表示でした。購入した際にギリシャでも使える事を確認したんですけどね。再度アクティベートが必要なんですかね?購入した時に一緒に受け取った紙には色々な数字が書いてありますが、さっぱり分かりません。アテネの空港には「LEBARA」のカウンターは無いので、やむを得ず唯一カウンターがあるVodafoneで再度SIMカードを買う事にしました。メジャーなので高いかなと思ったのですが、データ通信だけだと12ユーロくらいだったので助かりました。

 空港から今日の目的地パトラ(Patra)への長距離バスの出発点「Kifisou」までバスで移動します。パトラ行きのバスは1時間に1本くらいのペースで出ています。ギリシャの公共交通機関は安いですね、200km以上あるのに20ユーロくらいです。時間になったのでバス乗り場へ行ってみると、ん~どれがパトラ行きか分からない。このローカルなバス停はギリシャ語記載しかなく、それは覚悟してギリシャ語でのパトラの文字列を覚えては行ったのですが、それに該当する行先が見つかりません。そういう時は聞くに限ります。チケットは購入していたので、そのチケットを見せると親切にバスの所まで連れて行ってくれました。

 バスは狭くて快適とは言えませんでしたが、これで安心、座っていればパトラに到着...するはずでしたが、ちょっとした事件がありました。
 30分くらい乗った後、バスが停まり人が乗ってきました。よく見ると警官の制服を着ています。なんだろうと思っているとパスポートチェックを始めました。私もパスポートを渡したのですが、しばらく確認した後に「降りろ」と。逆らっても良い事が無いので、とりあえず降りると、「荷物を降ろせ」と。何が問題なのかと尋ねてもギリシャ語でブツブツ言うだけなので分かりません。すると、バスに乗り合わせていたギリシャ人のおじさんが警官に確認してくれました。おじさんが言うには、パスポートにギリシャに入国した時のスタンプが押していないと。そんな馬鹿な、と、警官が持つパスポートを覗き込んでみると、彼が開いているページに「GR」とハッキリ見えるスタンプがあります。「これが見えないのか!」って、スタンプを指さすと、指先を見て「戻って良し」と。「ゴメンナサイは!?」って絡んでも良い事は無いので、おとなしくバスに戻りました。危ない所でした。おじさんが居なかったら、とんだ足止めを食う所でした。
 降ろされた時にはアラブ系の乗客も一緒に降ろされていたので、シリアの難民問題が絡んでいるのでしょうかね?それにしても、私ってアラブ系に見える?

 パトラに到着。念のため、バスターミナルでアンドロヴィダ行きのバスを調べてみたのですが、やはり、ギリシャ語表記しか無いので分かりません。とりあえず、ホテルに向かいました。
 ホテルは歩いて10分程度の所にありました。到着してチェックインの手続きをすると、レセプションのオーナーは感じの良い人でした。そこで、明日、アンドロヴィダへ移動する事を告げ、バスの事を尋ねてみると、アンドロヴィダ行きのバスは存在するそうです。そこで、荷物を降ろして散歩がてらバスターミナルへ戻りました。
 バスターミナルの行先掲示板では分からないので、窓口の女性にアンドロヴィダへ行きたい旨を伝えました。何時に行きたいのかと聞かれたので、明日の8時に着きたいのだと告げると、6:40に来いと。時刻表はないかと再確認すると、「6:40に来い!」と。おっかないので引き下がりました。

 夕食はホテルのオーナーに薦めてもらった「トゥラ」というレストランへ。道順と名前を教わり、Google-Mapを頼りに歩いたのですが、なにぶんギリシャ語表記しかないので見つかりません。そこで、お土産屋に入って「トゥラに行きたいのだが」と伝えると、「この先の黄色い看板」って、親切に教えてもらえました。文字で説明するのではなく、聞いたままの「トゥラ」って単語を、ベタベタのローマ字読みで伝えたのですが伝わるもんですね。オランダ語の難しい発音に対してギリシャ語は楽そうです。

 レストランに入り、これまたホテルのオーナーが薦めてくれた「バスティスショー」を注文。これもベタベタのローマ字読みで通じました。それにグリークサラダも注文。なんたって本場のフェタチーズですからね。一人で食べるには多すぎるのですが、欲張って両方頼んでしまいました。
 味は両方とも美味しかったです。やはり、現地の人に薦めてもらうのが一番ですね。

 さて、明日からが未知への一人旅になります。

 2017.05.03(Wed):アンドロヴィダ(Andravida) Top / Befor / Next 
 まだ暗い早朝6時、ホテルをチェックアウトをしてバスターミナルへ向かいました。バスの発車時間は昨日の窓口の女性の言う通り6:40でした。バス代は6.5ユーロ。当初はタクシーを使うつもりだったので大節約ですね。私の性格からして、この浮いたお金を...って、無駄遣いの予感です。

 アンドロヴィダは小さな町でした。目的地で降りる為に車窓からバス停を確認していたのですが見つからず、あやうく乗り過ごす所でした。
 分かり辛い原因は、乗客の降り方だと思います。乗客はバス停ではなく各々が運転手に特定の場所を指定して降りているようした。おかげで、どれが正規のバス停か分からないのです。このままでは降りそこなうと思い、降りる乗客に便乗して降りて事なきを得ました。
 その後、正規のバス停はすぐに見つける事が出来ました。しかし、ここから基地のメインゲートまではタクシーを使う予定だったのですが、辺ぴな所なのでタクシーの待機所なんてありません。あてが外れてしまいました。歩けない距離ではなかったので、仕方なくメインゲートまで歩く事にしました。
 しばらく歩いていると、対向車線に空車のタクシーと思われる車が通りかかったので、手を挙げると止まってくれました。それで、「メインゲートへ行きたいんだけど」と告げると、「あそこは軍人しか入れない」との回答。なので、「ちゃんと申請は通っている」と言ってコンファメーションの書類を見せても懐疑的。「多分ダメだよ」って、いかにも行きたくなさそうなドライバーをなんとか説得してタクシーに乗り込みました。メーターが付いていない怪しいタクシーでしたが、背に腹は代えられません。
 メインゲートまでは5分程度で到着しました。ゲートには先客のスポッターが到着していたので、「ここで受付をするのか?」と尋ねると「Yes」と。それでタクシーに戻り、「ほら、大丈夫でしょ」って言うと、「帰りにタクシーが欲しくなったら呼べ」と名刺をくれました。

 受付を済ませると、バスで撮影ポイントまでドナドナです。移動中のバスの車窓をボンヤリ見ていると、茶色い迷彩の機体が並ぶエプロン地区が見えてきました。参加国で茶色い機体を持つ国は...イスラエルしかいないじゃないか!!そうです、イスラエルの使用するエプロンでした。こんな形でイスラエルの実機と初対面するとは。動いている姿も好きですが、エプロン地区で列線を作りフライトの準備をしている姿も大好きです。

 午前中の撮影ポイントに到着しました。正直な所、ここに来るまでは午前中の撮影は期待していませんでした。何故なら、この基地の滑走路は南北に伸び、施設は西側に集中しているので、午前は逆光になると思っていたからです。ところが、午前中の撮影ポイントを、わざわざ施設とは反対側の順光になる東側に用意してくれていたのです。
 バスは東側のタキシーウェイを走行して撮影ポイントの付近で停車しました。撮影ポイントはタキシーウェイと滑走路の間、というより、ほぼ滑走路の渕です。こんなに近くていいのか?ただ、施設の無い東側なので草は伸び放題。立ち位置が滑走路の渕とはいえ滑走路までは20m位はあるので、その間の伸び放題の草が邪魔になりそうです。と、思っていると、数人のスポッター...いや、メディアが結界を越えて伸びた草を抜き始めました。おぃおぃ、それは怒られるだろう...って思ったのですが、我々を羊飼いの様に見張っているPA達は何も言いません。凄いな~日本だったらフライトの前の危険が無い時間帯だろうが「規則だから越えちゃダメだ」って怒られるだろうし、たとえ雑草だろうが草を抜いたら御清潔な人達が自然破壊だって騒ぎ立てるでしょう。ここでは、危険さえ無ければ、悪意さえなければ、何をしても怒られなさそうです。この撮影ポイントや自由度を体感すると、日本に帰りたくなくなりますね。

 フライトが始まりました。想像以上に近いです。シャッタースピード1/1250で撮っても画角のどこかはブレてしまいます。F-4にいたっては、70-200のワイド端で撮っても真横ははみ出します。近過ぎるのも考え物ですね。ただ、迫力はあります。タキシングじゃなくて離陸ですから、轟音と共に目の前を通過して離陸してゆく姿は壮観ですね。そして、この撮影ポイント最大の見せ場がやって来ました。
 離陸する機体は、撮影ポイントから見ると滑走路を挟んで奥側を滑走路エンドまでタキシングしていきます。立ち位置からその姿を眺めながら次は何が上がるってワクワクする訳ですが、そのピークがイスラエルのF-16です。単座のC型は他の機体と同様にエンドまで転がって行きましたが、複座のD型は、なんと、途中で曲がって我々の方に機首を向け始めたではないですか。そういえば、この位置の目の前がショートカットの誘導路になっていました。と言う事は、ここで正面系が撮れる!!
 イスラエルのF-16は暫くホールドしていましたが、やがて順番が来ると機首をこちらに向け、ランウェイに乗ってきました。ランウェイは盛り上がっているので車輪は完全に出ませんでしたが、斜め前がバッチリ撮れたので良しとしましょう。

 最後の機体が上がり切って間もなく、最初に上がった機体がミッションを終えて戻って来ます。ランディングは速度が遅いので離陸よりは失敗が少なかったです。
 一通り機体が降りると、PAがバスに戻るように指示を出しました。まだスペシャル塗装のF-4が戻って来ないので不満はありましたが、バスに搭乗。昼飯の時間と思いバスに乗っていたのですが、なんと、バスが停まったのは先ほどの撮り位置とは滑走をを挟んだ西側のタワー前。なんだ、太陽が回ったので午後側に連れて来てくれただけか。おかげさまで、F-4のスペシャル機は無事にタキシングを撮れました。
 今日はこのままここで撮影か...と思っていると、PAから再びバスに乗れとの指示。従ってバスに乗ると、今度はテクニカルセンターの施設で停車。ここに売店が用意されていて昼食となりました。つまり、わざわざF-4のスペシャルの為に、一時的に午後のポイントへ連れて行ってくれたんですね。ギリシャのPAって気が利く人達ですね~。感動ものです。

 売店では、サンドイッチにコーヒーというシンプルな内容でしたが、安くて美味しかったです。グッズの販売は無かったのですが、売店のガラスケースには「INIOCHOS 2019」のパッチがこれ見よがしに飾られています。ヨーロッパのスポッターがこの状態を黙っている訳がないですよね。
 やがて、スポッターがどこからか軍服を着た人をガラスケースの前に連れて来て何やら交渉を始めました。売ってくれって言っているんでしょうね。そして、ぞろぞろと施設の奥に入って行くので、私も付いて行きました。そこには何人かの列ができています。列に並んで待っていると、列の先の事務所からグッズを手に嬉しそうな顔で出てくるスポッター。交渉が成立したんですね。
 やがて自分の順番が回ってきました。そこは、売店という雰囲気ではなく、偉い人の秘書室って感じの部屋でした。机の上にパッチやらタグやらペンなどが並んでいますが、数はだいぶ少なくなっていました。パッチは4枚しか残っていなかったので「5枚欲しいんだけど」って伝えると、奥から梱包されたパッチを出してきて、その中にドッサリ入っていました。これは今年の演習のパッチで、参加者に配ったら終わりですよね。すでに演習は始まっているので、配布は終わっているはず。こんなに余らせてしまったら、スポッターに売らなければ廃棄の憂き目だったはずです。オランダのフェンス越しのパッチ売りの例があるので、それに比べると商売っ気がないですね~。
 さて、この程度でヨーロッパのスポッターは引き下がりません。ガラスケースには部隊のパッチも飾られていました。スポッターはさらに「これも欲しい」と食い下がっています。これは、ここに居れば便乗して手に入りそうだと思ってその場にいると、大きいビニール袋をぶら下げた軍服姿の大男が入ってきて、その中身を雑にテーブルにぶちまけました。そこには、よだれが出るような部隊パッチがゴッソリとあります。彼は「部隊では3ユーロで配布しているが、コレクターには5ユーロだ!」って...安い...。日本だったらその倍は、在日米軍だったらその3~4倍はするでしょう。ほんとに商売っ気がないんですね。群がったスポッターが、あっという間に買い切ってしまいました。 私も浮いたタクシー代が頭にあったので、調子に乗って買い過ぎてしまいました。無駄遣いの予感が的中です。

 お買い物もしたし、後は午後のフライトを撮って...なんて考えていたら、次はブリーフィングルームへ連れていかれました。そうだ、今日はメディアで入ったんだっけ。そう思い起こして、ちょっとピリッとしました。スポッターって表現してましたが、今日の彼らはメディアなんですよね。ちゃんと仕事しなさい...(自分を含めて)...。

 ブリーフィングの後、再びバスに乗り、先ほどのタワー前のポイントへ連れていかれました。午後のフライトの始まりです。移動中、3度目となるイスラエルのエプロン前通過があったので、今度は万全の準備で車窓からエプロンを狙い、揺れるバスの中からパシャパシャ。なんとか数枚のまともな写真が撮れました。

 午後の撮影位置は、西側のタキシーウェイの外側、つまり、滑走路はタキシーウェイ越しになるので遠くなるのですが、気候のせいでしょうか、あまり陽炎が気になりません。タキシーウェイは程よい距離感で良いポジションです。そんな好条件でしたが、いざミッションが始まると、タキシングと離陸が重なり大忙し。忙しいだけならまだしも、タキシングの隙間を縫って上がりを撮ろうとしてもタキシングの機体のブラストが残りまともに撮れません。まぁ、離陸は高いので諦めても未練はありませんが。ただ、F-4だけは見逃せません。F-4は離陸時の足上げが遅いので程よい高さで捉えられるはずです。そしてF-4の離陸の時間が来ました。幸いF-4は単独でミッションしているような動きなので、ほかの機体とは離陸の時間が違っていました。その為、手前をタキシングする機体もなく、スッキリした状態で撮る事ができました。

 そして、午後の最大のポイントはUAE。午前中にUAEのフライトが無かったので、今日は諦めていたのですが、テクニカルセンターで昼食後にバスに乗り込む際、サンドイエローの明らかにUAEのパイロットスーツの人影を見かけたので、これは午後は飛ぶだろうと期待していると、その期待通りフライトしてくれました。UAEは国内外含めて撮影機会が少なく、特にF-16Eの導入が始まった現在では、ミラージュ2000は貴重な存在です。過去にオーストラリアの演習「ピッチブラック」に参加し、それを撮りに行かなかったので後悔していましたが、ここでリベンジを果たせました。

 F-4が離陸したのは17:40、公開は18時まで、戻るまで居られないだろうなとは思っていましたが、やはり、F-4が戻る前に荷物をまとめろと指示がありました。ヨーロッパのスポッターは言いたい事は言いますが指示にはちゃんと従います。それが主催者側の包容力を維持できているんでしょうね。考えてみると、昔の日本の航空祭は追い出しなんかなくて、蛍の光で主催者が片付けを始めても自由に歩いて自主的に撤収してましたっけ。いつから変わってしまったのでしょう。

 さて、今日のホテルまでの移動手段ですが、タクシーを呼んでもらう前に、会場で親しくなったベルギー人に送ってもらえないかと頼んでみると、快くOKしてもらえました。そのベルギー人の友人も同じホテルだとの事で、ついでに送ってくれると。助かりました。
 ホテルまでは車で10分程度。ホテルに着くと会場で知った顔が何人も居ました。まぁ、この付近でホテルは少ないので選択肢は無いのですけどね。
 ホテルの近くにはレストランらしき物は何も無いので、ホテルで夕食を食べようと思い、オーナーに何か食べられないかと聞くと「ピザでいいか?」って、やっぱりデリバリーか。これまでも、ギリシャではレストランのあるホテルに泊まった事が無いので今回も期待していませんでしたが。
 とにかく選択肢が無いので「ピザでいい、小さいのを頼む」と話していると、初老の白人が「俺もピザを頼むのでシェアしないか」と。味はマルガリータで意見が合ったのでそうしました。
 ピザが届き、ピザをシェアした初老の白人と話をしながらピザを食べていると、徐々に彼の事を思い出してきました。そう、トルコのコンヤでツアーに同行した人でした。その後、チェコのエアショーでも見かけて声をかけたりしていたのですが、それは全て会場での事。ホテルで会うと別人に見えますね。お互いそうだったようで、私がその事を話すと彼も思い出してくれて、その後、意気投合しました。
 彼の名はトニー。イギリス人で、なんと79歳だそうです。アクティブな爺さんですね、日本にも何度か来た事があるそうです。それで百里基地の正面の山に書かれている看板の日本語の意味は何なんだって興味津々に質問されて、ちょっと困ってしまいました。説明するのが難しいので、「Left Wing」と答えると、トニーの顔色が変わり、以後、それに触れる事はありませんでした。後で知ったのですが、初対面の人に政治的な話をするのは失礼な事だそうで、トニーもそれに気づいたんですね。
 トニーは、今日到着して明日のスポッターズデーに参加するとの事で、明日は基地まで私を乗せて行ってくれるそうです。またタクシー代が節約できました。

 2017.05.04(Thu):アンドロヴィダ(Andravida) Top / Befor / Next 
 トニーのオファーに甘えて、車に乗せていただきました。さて、イギリス人と日本人が車に同乗すると何が起こるでしょうか?車がスタートして対向車が来てビックリ、トニーは左側を走行していたんです。同じ日本人の車に同乗していれば車線を気にするものですが、トニーが白人と言う事で、すっかりイギリスが日本と同じ左側通行だと言う事を忘れていました。危なかった~。

 会場に到着。さすがスポッターズデーですね、昨日の3倍は人が居ます。バスも昨日の2台から今日は倍の4台に増えてましたが、とても足りません満員です。
 撮影ポイントは昨日と同じだったのですが、あの囲いの広さでは確実に定員オーバーになるでしょうね。これは殺伐とするかなと思ったのですが、そんな心配はいりませんでした。囲いのロープを越えても何も言われません。皆、横に広がって撮っていました。ほんと、寛容ですよね。

 フライトの内容は昨日と同じだったのですが、特筆すべきはUAEのミラージュ2000が午前中に飛んだ事です。これは大きかったです。しかも、昨日のイスラエルのF-16に代わって、今日はUAEのミラージュがショートの誘導路を曲がって入ってきました。おかげで正面系がバッチリ。鳥肌物でした。

 午前のミッションが終わり、上がった機体が降り切ると、仕切っていたPAから召集がかかりました。午前の部の終了です。昨日と同様にテクニカルセンターで昼食になるのかと思ったのですが、それは無しでした。そうですよね、この人数は入りきれません。バスはそのまま午後のタワー前のポイントへ移動しました。今日は昼飯抜きかと思ったのですが、タワー近くの建物に売店は用意されていました。でも、さすがにグッズは売ってないか...と思っていたら、わざわざタワー前まで売りに来ました。知恵がついてしまいましたね、来年は値段が倍になるかな?

 午後のフライトの時間になると風向きが変わり、ランウェイが逆になりました。そうすると、昨日と全てが逆回りになり、撮れる姿も変わってきます。上りは低く抑えられ、転がりは左側が撮れる事になります。それに最大の利点は、飛行機が転がってくる迎え側がクリアだって事です。昨日の周回だと障害物が多くて真横に近い角度までクリーンに撮れませんでしたが、今日は斜め前がバッチリ撮れそうです。なので、昨日はズームレンズをメインに撮っていましたが、今日は500mmの1本での勝負になりました。

 離陸は予想通り低く抑えてくる機体が多かったですね。トルネードやF-16Dの様に重い機体は背景を入れながら撮れる高さで上がってくれます。ただ、F-4は重すぎて足が地面から離れずダメでした。
 UAEは1日1回しかフライトしないのでしょうか、午後のフライトはありませんでした。昨日飛んだブルーテイルのスペシャルF-4もフライトは無し。斜め前が撮れると思って楽しみにしてたのですが残念です。

 フライトの数は昨日より少な目でしたが、今日は特別なイベントがありました。参加国のフォーメーションフライトです。ただ、それらの航空機が離陸したのが17:50。遅すぎですよ、今日はPAも気を利かして18時過ぎても機体がフォーメーションを組んで戻って来るまで待ってくれましたが、戻って来た時には光が弱く、シルエットになってしまいました。

 これでイベントがすべて終了しました。今日は友人にも再会しました。仕事で来れないはずだったジョージは仕事の予定が変わって今日だけ来ていました。それに、2年前にラリッサで知り合ったイラン人のジャーナリストも来ていました。ジョージはパトラに宿泊しているそうで会場を出ると挨拶して別れました。イラン人はなんとホテルが同じ、いかにアンドロヴィダではホテルの選択肢が少ないかって事ですよね。それで、夕食を食べに行かないかって誘われたのですが、今日はトニーと行動を共にしているので、その事を彼に告げると、彼はトニーの所へ行って「初めましてトニー、僕は彼の友達、一緒に食事に行かないか?」「ああ、いいよ」って、なんてフランクな奴らなんだ...。

 そんな感じでトントン拍子で話が進み、イラン人が知っているレストランへ3人で向かいました。ところが行ってみると本日休業、仕方が無いので行き当たりばったりで他のレストランに入りました。
 注文したのは、もちろんスブラギ。さあ、配膳されるまで会話を...って思っていると、トニーが厨房にズンズン入って行ってしまいました。なんか揉め事を起こすとまずいと思い、一緒に付いて行くと「パプリカを挟むのか、パプリカはいらない肉だけでいい。コショウはやめろ」ってシェフにいちいち注文を付け始めました。これはシェフが怒り出すかなってビビりましたが「分かった」って素直に言う事を聞いてくれました。なんてフランクなんだ。それにしても、イギリス人って我がままだな~。

 スブラギができて来ました。味は、これまで食べた物の中で最高でした。鳥のもも肉を作っているみたいで、プリプリの歯ごたえです。適当に選んだ店ですが正解を引いたみたいですね。
 外国人とピンで話すと神経を使うのですが、2人居てくれると2人で話し込んでくれるので助かります。ただ、時々こちらに話を振られるので話を流してばかりもいられません。それにしても、日本人の私が外国人2人の共通の友達って、なんか不思議な感じですね。

 2019.04.05(Fri):帰国 Top / Befor 
 長いようで短いようで長かった旅程も今日でおしまいです。トニーがアテネまで送ってくれると言うので、お言葉に甘えました。
 私の便は夜中だったのですが、トニーの便は夕方です。アテネまで結構な距離があるので空港へ直帰するのかと思ったのですが、途中で2カ所ほど観光すると言っています。タフな老人です。

 トニーは今日も公道に出るなり左側を走り出しましたが、さすがに今回は私が警戒していたので事なきを得ました。それにしても、こんな感じでよく79年も生きてこれましたねぇ~。
 今日は昨日と打って変わってドン曇り、時折、水滴がフロントガラスに当たる悪天候です。基地へ行くのが1日違いで残念な結果になる所でしたよ。今回はホント天気に恵まれました。普段の行いが良いからでしょうか?

 最初の目的地は「Rion-Antirion Bridge」。こちらの島と内陸を結ぶ大きな橋です。橋が近づいてきたので、ナビ代わりにGoogle-mapを見ていると、トニーが「もうすぐ橋が見えるから写真を撮れ」と言い出しました。撮れって言っても小雨が当たるフロントガラス越しでワイパーを避けながら撮るほどの絵なんですかね?やがて橋が見えました。確かに小高い丘を越えて眼下に支柱4本の巨大な吊り橋が浮き上がってくる光景は感動的でしたが、それは、あくまでも肉眼での事。トニーは「今だ!今だ!」って興奮してますが、お世辞にも良い写真が撮れたとは言えませんでした。
 橋の麓に着くと、改めて橋の雄大さが伝わってきました。個人的には新旧問わず人工物が好きなのですが、その中でも一番好きなのが橋です。自然が作り出す地形に挑戦する人間の姿がたまりませんよね。短時間の滞在でしたが、良い物を見せていただきました。

 次に向かったのは、「コリントス」。そこには古代遺跡が残されていました。パルテノン神殿ほど大きな物ではありませんが、観光客が少なくて秘境感があり、個人的にはこっちの方が好みです。ただ、トニーがそろそろ飛行機の時間を気にし始め、ここは中に入らず外から見える範囲を楽しむだけで撤収しました。ホントは切り立つ崖に囲まれた運河の姿も見られるはずだったのですが...それは今度のお楽しみ。

 慌ただしい観光にはなってしまいましたが、トニーが居なければバスで移動するだけの1日になっていた事を思えば、良い思い出を作る事ができました。トニーに感謝ですね。

 トニーは、私がチーズを買いたいと言った事を覚えていて、レンタカーを戻す前にスーパーマーケットに寄ってくれました。これで嫁さんへのお土産をゲット。トニーは喉に詰まりそうなスナックを大量に買い込んでいましたね。気を付けてくださいね、お歳なんだから...。

 レンタカーを戻し、シャトルバスで空港に着くとトニーとはお別れです。お礼を言い、「次に会う約束をしなくてもまた会うよね」なんて冗談を言いながら別れました。
 私の便は深夜なので時間があります。なので、ガラス越しではありますが、この空港で唯一、外の光景が見渡せるマクドナルドに向かいました。で、行ってビックリ、マクドナルドがバーキンに変わっています。こっちの方が味が良いのでウエルカムです。次に来たらモスバーガーになってないかなぁ。それは無いか...。
 それで民間機のスポッティングですが、天気が悪くてカメラを出す気にもなりませんでした。まぁ、今回の旅行で撮影に関しては満腹状態なので不満はありませんがね。

 さて、これからドーハ経由で帰国です。行きの便が最悪だったカタール航空の機内食、帰り便もどうせロクなもんじゃ無いだろうって期待していなかったのですが、帰り便は美味しかったです。日本からの便が一番酷いって、どういう事ですかね?コードシェアしている航空会社の問題でしょうか?

 むりくり詰め込んだ慌ただしい旅でしたが、目的の被写体は全て好条件で撮れたし、友人にも会えたし、それに思いもよらない再会もあり楽しい旅となりました。

 今回も最後までお付き合いありがとうございました。それでは、何処かの空の下で...

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